
イベントレポート: 第2回 Data Trailblazers Meetup
2025年2月20日、「第2回 Data Trailblazers Meetup」を開催しました。 当日の様子をレポートいたします。

INDEX
「Data Trailblazers Meetup」は、株式会社Quollio Technologiesが主催する、DXを加速させるためのデータマネジメントに特化した交流イベントです。様々な企業におけるDX推進の取り組みから得られた実践的な知見を共有し、参加者同士が活発に交流できる場を提供しています。
今回のテーマは「横断データ活用への挑戦のリアル」。
金融・サービス・製造・小売など様々な業界でデータマネジメントやDXに取り組む担当者が集まり、活発な意見交換が行われました。

イベント概要
- イベント名: Data Trailblazers Meetup #2
- 第2回テーマ:「横断データ活用への挑戦のリアル」
- 開催日時: 2025年2月20日(木)17:00 - 20:00
- 参加者: 様々な業界でデータマネジメントやDXに取り組む担当者
- 参加費: 無料
- 主催: 株式会社Quollio Technologies
プログラム
- 受付(16:30 - 17:00)
- 開会のご挨拶(17:00 - 17:05)
- パネルディスカッション(17:05 - 18:05)
- 集合写真撮影(18:05 - 18:10)
- 休憩(18:10 - 18:20)
- Quollio製品 ご活用イメージデモ(18:20 - 18:35)
- 懇親会(18:35 - 20:00)
パネルディスカッション車座:「横断データ活用への挑戦のリアル」
今回のパネルディスカッションでは、KDDI株式会社の三宅祥徳様と株式会社富士薬品の村上太一様をパネリストに迎え、Quollio Technologiesの板谷健司がモデレーターを務めました。
『横断データ活用への挑戦のリアル』をテーマに、ご参加者様も交え、実践的な議論が交わされました。
パネリスト
- KDDI株式会社 経営戦略本部 Data&AIセンター 三宅 祥徳 様
- 株式会社富士薬品 デジタル戦略部 部長 村上 太一 様
モデレーター
- Quollio Technologies 執行役員/VP Customer Success 板谷 健司
主な議論内容:
- Q1. 社内で積極的に横断データ活用を取組み始めた時期と、その背景・目的:
- KDDI: 2023年頃から社内横断的なデータ活用を開始。toC事業とtoBを含む他事業の間で生じていたデータ活用度合いのギャップを解消し、事業間のシナジーを最大化するため。
- 富士薬品: データ活用によるDX推進が停滞していたため、2022年頃からテコ入れを始めた。
- Q2. データ活用を推進されるにあたり、御社ではまず最初に何から手をつけられましたか?その取組内容、ユースケース、選定理由:
- KDDI: トップダウンとボトムアップの両方で推進。トップダウンでは社長直轄のバーチャルな横断組織を設立し、全社データマネジメントガイドラインを策定。ボトムアップでは各社・各部で自発的に行われていたデータ活用に関するコミュニティ活動などを会社として支援。
- 富士薬品: 社内啓蒙活動から開始。事業上の危機感を共有したり、各ステークホルダーごとの利益を明確に説明して回るなど泥臭いことを丁寧に。
- Q3. データ活用でサステナブルにビジネス効果を出し続けていくために重要なこと:
- KDDI: 経営層の理解、データ活用環境の整備(データマネジメント)、人材育成
- 富士薬品: 出口戦略、人材育成、データの深化
- Q4. データカタログ(主にビジネスメタデータの活用)がビジネスをどのように変えていくか:
- 両社とも、データカタログによって全社員が同じ目線でデータの意味を理解すること、生成AIによるデータ理解の可能性に期待していると回答。
- Q5. 今後目指すデータ活用の実現に向けて、どのようなことを実施したいか、どのようなビジネス変革・活用を実現したいか:
- KDDI: サテライトグロースというコンセプトを掲げ、様々な事業のデータを横断で活用し、外部パートナー企業とのデータ連携なども行うことで、無限の可能性を追求。
- 富士薬品: 2030年の創業100周年を見据え、データ活用を中核に位置付けた中期経営計画を策定中。
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参加者の声
参加者からは「他社の生の情報や苦労話を聞けて有意義だった」「データマネジメントの事例が参考になった」「データ分析やクエリ実行における生成AI活用にQuollioのソリューションが重要だと感じた」「濃い内容だったのでQA時間がもう少し欲しかった」などのご意見をいただきました。いただいたご意見は今後のイベント運営に活かして参ります。
まとめ
第2回 Data Trailblazers Meetupは、様々な業界でデータマネジメントやDXに取り組む担当者が集まり、活発な情報交換が行われる有意義なイベントとなりました。パネルディスカッションでは、具体的な事例や課題が共有され、参加者にとって今後のデータ活用推進のヒントとなるものが多くありました。Quollio製品活用デモでは、生成AIを用いたデータ活用の具体的なイメージを共有することができました。また懇親会でもご参加者様同士の交流が深まりました。またQuollioにとっても有意義で、多くの示唆をいただくMeetupとなりました。
Quollio Technologiesは、今後もData Trailblazers Meetupを通じて、横断データ活用に関する情報発信や交流の場を提供してまいります。
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