主力製品Quollio Data Catalogを拡張しQuollio Data Intelligence Cloudとしてリデザイン
日本のエンタープライズ企業向けに次世代データインテリジェンスソリューションを提供する株式会社Quollio Technologies(代表取締役:松元亮太、本社:東京都千代田区、以下Quollio)は、主力製品Quollio Data Catalogを拡張しQuollio Data Intelligence Cloudとしてリデザインし、サービス強化のためのフルリニューアルを実施したことを発表いたします。
背景
これまでQuollioはメタデータ管理技術を中心に、国内のエンタープライズ企業向けにデータガバナンスやデータ利活用の促進を支えるQuollio Data Catalogを2022年9月より提供をしてまいりました。さまざまなお客様との全社横断的なデータ活用の取り組みを通じて、特に大規模なデータ基盤において格納されているデータの信頼性担保が非常に難しく、データ活用を妨げているという課題に直面しました。データは企業の財産であり、透明性と信頼性の高いデータの利活用を通してビジネスの可能性拡大を推進するQuollioとして、お客様のニーズに応えるための選択肢を模索していました。
そこでQuollioは、データをただの情報として処理するのではなく、メタデータなど関連情報も含めて総合的にとらえることで、目的に沿った有益な情報へと整理する「データインテリジェンス」の考え方に着目しました。そしてデータ資産の管理や活用を効率化するため、Quollio Data Catalogを一機能(ケイパビリティ)に据えて、「Quollio Data Intelligence Cloud」としてリデザインする決断をしました。
概要
データカタログは一般的にデータの責任者情報、スチュワードによる概要記述などのビジネスメタデータを提供し、専門の分析担当者にとって使いやすいように設計されていますが、Data Intelligence Cloudは、従来のデータカタログでは届かなかった部分まで把握・管理することができます。
■Quollio Data Intelligence Cloudの特長
- 情報の収集に加えて、有益な情報へと整理しなおすことによって、組織のデータ資産の全体像を管理することができます。
- 既存の収集先に加えて、DWH(Data Warehouse/データウェアハウス)・BI(ビジネスインテリジェンス)・ELT(Extract/抽出・Load/書き出し・Transform/変換)ツールからも収集することができ、データの利用度やリネージ、品質等をより正確に把握できます。
- 従来のデータ活用者だけでなく、ビジネスユーザーやDX担当者など今後活用すべき役割のある方にとっても利用しやすい設計になっています。
Quollioの提供するData Intelligence Cloudは、データ資産に纏わる、データ活用をする上での重要情報であるメタデータを一元管理し、企業のデータ活用・データガバナンスの活動を根本から支えます。
■Quollio Data Intelligence Cloudのケイパビリティのご紹介
Quollio Data Intelligence Cloudでは、お客様のデータ活用シナリオにあわせて複数のソリューションまたは機能を提供しており、これらを「ケイパビリティ」と呼称します。
Quollio Data Catalogは、Data Intelligence Cloudのケイパビリティの一つとして「Data Catalog Portal」に改名してサービスを拡張します。
- Data Catalog Portal & Order
データの発見、理解、比較検討、取得という一連のプロセスを一元化し、ユーザーフレンドリーなインターフェースで提供します。これにより、必要なデータをすばやく見つけ、理解し、使用することが可能になります。
- Data Governance & Stewardship
概要作成、タグ付け、問い合わせ対応、ガバナンスKPI分析といったデータガバナンスに必要な一連の作業を自動化します。これにより、ガバナンスの効率と透明性が向上し、組織全体のデータ活用力を強化します。
- Quollio External API & Connectors
DWH、ELT、BIまでさまざまなデータ基盤関連ツールとの専用コネクターを利用することで様々なメタデータを統合管理することができます。APIでの読み書きも容易で、ロックインの心配もありません。
- Data Lineage & Usage Capability
収集したデータの起源と流れ、各々の利用度を可視化します。データの出所と移動を明らかにすることで、大量の類似データの中から必要なデータを特定しやすくなり、データの品質と一貫性を保証し、より確かなビジネス意思決定を可能にします。
ユースケースや詳細な仕様についてはコーポレートサイトの製品紹介をご覧ください。
今後の展開
昨今、生成AIや大規模言語モデル(LLM)の活用が話題となっており、膨大なデータを必要とするAI技術の浸透はデータ活用の重要性の高まりも意味します。Quollio Data Intelligence Cloudは国内No.1のデータインテリジェンスプラットフォームを目指し、大企業のデータ活用のポテンシャルを解放すべく、今後もお客様にとってより快適にご利用いただけるよう継続的にアップデートを続けてまいります。今年度内にはデータの品質をモニタリングする Data Quality Capability や、Data Governance & Stewardship を拡張する Advanced Reporting Capabilityのリリースも予定しています。
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Quollio Data Intelligence Cloudについて
エンタープライズ企業のDXやデータ活用を加速するプラットフォームです。さまざまなデータ基盤関連ツールからの情報の収集や、メタデータを有益な情報へと整理、組織のデータ資産の全体像を管理することができます。データ分析官だけでなく、ビジネスユーザーやDX担当者など幅広い利用者を想定したわかりやすいUIで、企業全体のデータ活用・データガバナンスの活動を根本から支えます。
株式会社Quollio Technologiesについて
世界中の情報と知を繋げ、人々や企業が繋がり、新たな価値創造を促進する未来を築くことをミッションとしているデータテクノロジーパートナーです。Quollioは、メタデータ管理技術とソフトウェア開発力を軸に、企業のデータにまつわる経営課題を解決し、社会のデータからの価値創造を促進します。