Notice

QuollioTechnologies 年頭所感 2024

2024年を迎え、年頭のご挨拶を申し上げます。 本年1月1日に発生した石川県能登半島地震により、被災されたすべての方々に心よりお見舞い申し上げます。

■2023年を振り返って

Quollioは今年で3期目を迎え、サービスインから一年強、多くのエンタープライズ企業様のご縁と共に導入が進みました。昨春には2億円強の資金調達を行い、組織も順調に拡張しました。DXやデータオペレーションへの愛情を持ったプロフェッショナルなメンバーと共に、大企業の変革へ日々チャレンジしています。
2023年は技術界隈の熱気の高まりを強く感じられる一年となりました。ChatGPTの台頭によるAIの普及で、多くのSaaSプレーヤーが立ち位置を再考させられたと思います。何がコモディティ化し、何に価値が溜まるのか─ 多くの文献で取り上げられているように、企業がAIを活用するには企業内に存在する膨大な学習データをいかに管理するかが主要トピックであり、我々の立ち位置には今後一層光が当たると考えています。

■2024年への思い

2023年の終盤にはメタデータ管理の意味合いを拡張し、データインテリジェンスクラウドとしてデータリネージ、データ品質、データガバナンスなどの周辺分野にもサービス提供を広げました。2024年はこれらを強化すると共に、組織の更なる拡大と顧客開拓を進めます。既にQuollioと生成AIのインテグレーションも内部で研究が進んでおり、世の中の技術トレンドを踏まえた進化を遂げながら、大企業の横断データ活用の課題解決を進めていく所存です。

■将来の展望

日本のGDPは2023年に3位から4位に転落すると報じられていますが、日本には製造業を始め成熟した市場が存在し、引き続き世界経済で重要な役割を果たしています。その中で、工場データをはじめ多くのリアルデータが眠ったままであり、産業の発展に活用できていない状態が続いてきました。また、デジタルマーケティングなどの分野でもデータ活用がされていますが、多くが最適化・効率化されておらず、データの可能性が閉じている状態です。今後、このようなデータはインダストリーを超えて共有され、人類の発展に向けてプラスサムで価値を創出していくべきだと信じています。我々のミッションに「Connect the dots. Weave values.」と掲げていますが、ポテンシャルが残されている情報や知を繋げて2次活用し、新しい価値を編み出すためには適切なデータ管理が不可欠です。今後、データ管理に関してQuollioで提供できる質を高め、範囲を拡大し、産業の発展に貢献していけるように精進します。

■サービス紹介動画の公開

この度、Quollioのデータインテリジェンスソリューション「Quollio Data Intelligence Cloud」のサービス紹介動画を公式Youtubeチャンネルで公開しました。大企業組織のメタデータを一元的に管理し、データ信頼性の課題を解決するQuollio Data Intelligence Cloudについてユースケースとともにまとめていますので、ぜひご覧ください。

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Quollio Data Intelligence Cloudについて

エンタープライズ企業のDXやデータ活用を加速するプラットフォームです。さまざまなデータ基盤関連ツールからの情報の収集や、メタデータを有益な情報へと整理、組織のデータ資産の全体像を管理することができます。データ分析官だけでなく、ビジネスユーザーやDX担当者など幅広い利用者を想定したわかりやすいUIで、企業全体のデータ活用・データガバナンスの活動を根本から支えます。

株式会社Quollio Technologiesについて

世界中の情報と知を繋げ、人々や企業が繋がり、新たな価値創造を促進する未来を築くことをミッションとしているデータテクノロジーパートナーです。Quollioは、メタデータ管理技術とソフトウェア開発力を軸に、企業のデータにまつわる経営課題を解決し、社会のデータからの価値創造を促進します。